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  • 鈴木 孝幸

エレクトロポレーション時のDNA溶液を可視化するFast Greenに変わる新しいDyeとしてのBrilliant Blueの提案

更新日:2020年9月14日




これまで電気穿孔法を用いて胚に遺伝子を導入するときにはFast Greenと言う緑色の色素をDNAに混ぜ、注入した領域を可視化していました。しかし、私達の研究でFast Greenはニワトリ胚の中に注入するだけで赤色の蛍光を発することが分かりました。このため赤色の蛍光タンパク質を発現させて顕微鏡で細胞を観察する時にはFast Greenを用いると赤色蛍光タンパク質の局在を正確に観察することが出来ない可能性があります。そこで私たちはFast Greenに代わる新しいDNA溶液を可視化する試薬として青色の色素である Brilliant Blueを見出しました。今後この試薬を用いて遺伝子導入を行うと、赤色蛍光タンパク質の局在や輝度を正確に測定することが出来ます。

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